【中堅保育士の体験記】保育事業を展開する会社の保育士として葛藤したこと
こんばんは。
児童福祉系OLのゆいこです。
私は保育士(管理職)として常々仕事をしていますが、児童福祉系OLという名乗りをしているのは、私が保育事業を展開する会社の社員であるからです。
敢えてわかりやすく表現すると、国が運営元の公立園や、社会福祉法人が運営元の私立園とは違い、私立園の位置にはありますが運営元が株式会社となる施設で働いています。
様々な経緯があって今の職場を選んだ私ですが、はじめの数年は葛藤が大きくありました。
それは、あくまで保育事業を展開している以上、運営において利益をあげる必要があるということです。
詳細は省かせていただきますが、日々の教材費や行事の予算、食材費などなど、もっと子ども達のためにかけて欲しいという思いを抱くことが、多々ありました。
保育施設における補助金については、公立園か私立園か、運営元が社会福祉法人か株式会社か、そして地域によって、国からの得られる額に違いがあります。
働き始めた頃には知識がまだまだ浅くて、正直、不満を感じることが多かったですが、年数が経って知識を深め、管理職の立場にたったこともあり考えは変わってきました。
より良い保育を行うためには、ある程度の利益をあげる必要があるということです、
家賃・光熱費・人件費など単純な運営費にもそれなりの額が必要なので、その上で十分な保育をと思うと、利益があってこそ成り立つものがあります。
その為に限られた予算の中でどれだけのことが出来るか考える必要があると思いますし、また同時に、もっと保育や教育にお金をかけられる世の中になると良いなとも思います。
今はコロナの影響で経済的に厳しい側面があると思いますが、この点がより良い方向にいくことを望むばかりです。
そして、今の授業内容は変わっているやもしれませんが、保育の業界に入る前に、学生時代からもっと経済的な面での知識が得られるような体制も整えられると良いなと、個人的には強く思います。
親が子どもを育てるためにはお金が必要で、そこへの知識が重要とされるならば、携わる保育者にもその知識は重要です。
一年目の頃の教材や資料を見返していてふと思い返したので、纏りには少々欠けますが、ここに記録として記してみました。