【中堅保育士の体験記】保育士を目指す方への疑問解消"ピアノは弾けないといけないのか"
こんにちは。
児童福祉系OLのゆいこです。
今日は友人からよくきかれる質問のトップ5には入るだろう、ある質問について書いていきたいと思います。
その質問とは、
"保育士はピアノが弾けないといけないのか"です。
私はそれに対していつも、
"弾けなくても大丈夫だけれど、弾けた方が良い"
と答えています。
"そもそも資格取得の際に必要なのかどうか"、"弾けた方が良いと答える理由"、"私の体験談"などについても詳しく書いていきます。
学校では必須科目ですが、国家試験では必須ではありません
四年制大学・短期大学・専門学校では、ピアノの授業は必須科目です。
保育科のある高校でも同じかと思います。
私の卒業した大学では、個々のレベルに応じてピアノの教本である"バイエルの◯番からスタート"という形で始まります。
そして、試験では課題曲を弾いてその完成度に応じて合格が決まりました。
しかし、保育士資格の国家試験では必須ではありません。
実技の試験はありますが、音楽・造形・言語" 、この3分野から2つを選択して受ければ良いからです。
音楽を選んだとしても、ピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかの楽器を選択しての演奏で良いそうです。
資格取得に際しても、選ぶ道によって必須かどうかが分かれるのです。
弾けた方が良いと答える理由とは
その最大の理由は、保育の幅の広がりです。
普段から季節の歌を始めとした行事ごとの歌を一緒に歌うことはもちろん、リトミックという音楽表現の活動、遊びをすることができます。
雨天時の室内遊びの際にはとても重宝します。
また、コミュニケーションを取る上で、話すことが苦手でも音楽や歌になると自分を表現することが思いきり出来るという子どももいたりします。
何より、自分の演奏に合わせて子ども達が歌ったり踊ったりする姿は、保育士としての喜びや達成感にも繋がります。
私は一度、卒園式のピアノ演奏を任されたことがありました。
正直難曲だった為、本番も完璧に弾くことはできませんでした。
それでも、0歳時のまだ言葉を発する前からみてきて子ども達が、堂々と立派に歌うその場を共有した感動は、今でもしっかりと覚えています。
そう考えると、子どもの成長を肌で感じることができるものの一つとも言えるかなと思います。
さいごに
ピアノについては、園によっても方針が分かれます。
私の職場では、弾ける人・得意な人が弾いたら良いという比較的フラットな考え方です。
しかし、ピアノ演奏が出来ることが必須で、教育的に取り入れて力を入れている園もあります。
得意不得意は誰にでもあるかと思います。
特に、身近な友人にいたのでわかりますが、大人になってから始めて、ピアノの演奏を上達させるには、練習が相当必要になるという印象です。
自分がどんな保育をしていきたいかを含めて、気になる方は、就職活動の際にあらかじめピアノに対する方針も調べることをオススメします。
◆参考サイト◆