【中堅保育士の体験記】ハワイ語のことわざや名言から、保育について考える。
こんばんは。
児童福祉系OLのゆいこです。
子ども達と一緒につかいやすいハワイ語を調べていた中で、ことわざや名言についても知る機会がありました。
その中から保育においても考えさせられるものがいくつかあったので、少しご紹介させていただきます。
I ka olelo no ke ola i ka olelo no ka make(イカオレオノケオライ カオレオノカマケ)
直訳で、"死は言葉にあり、生は言葉にあり"とされるこのことわざ・名言。
言葉は、人を傷つけることも癒すこともあるというものです。
子どもは大人の発する言葉をよく聴いていて、その言葉はどこで覚えたの!?と驚くこともあるほどです。
私たち保育者は、発する言葉に気をつけなければいけないなと常日頃から感じます。
話し言葉で友人とは、"めっちゃ""めちゃくちゃ"とつかう言葉も、私自身は"とても""たくさん"とつかうように意識しています。
そして言葉は心にも直結すると考えているので、明るく愛ある言葉がたくさん投げかけられるようにしたいものです。
Ka ike a ka makua he hei na ke keiki(カイケアカマクアヘヘイナケケイ)
直訳で、"親の知識は子どもに受け継がれる"とされるこのことわざ・名言。
日本で言うと、"親は子の鏡"や"子どもは親の背中をみて育つ"となるかと思います。
私の両親は私が幼い頃から、人の悪口を言ったりマイナス的な発言をすることがほぼありませんでした。
そして、人への感謝・義理を大事にする両親です。
私自身直接伝えられたことはなくても、そんな姿の両親から自然とそれらを学んでいたなと思います。
子ども達にとって親の次に身近な大人である私たち保育者は、自分達の価値観が子ども達に伝わっていくことを、常に忘れてはならないと感じます。
そして、どんな価値観を伝えていきたいかを意識することも大事と考えます。
Ho okāhi no Lā au lapa au o ka mihi(ホオカーヒノラアウラーアウオカミヒ
直訳で、"許すことを学びなさい"とされるこのことわざ・名言。
自分の価値観を押し付けたり、思い通りにいかないことに辟易するのでなく、寛容であれということと思います。
先程価値観の話を少ししましたが、伝わったり伝えることはあっても、それを正として押し付けたりは決してしたくないと考えます。
子ども達自身にも育つ中で価値観や考え方が生まれてくるので、それが自分と異なるものであっても成長として受けいれたいものです。
もちろん、人を傷つけるようなことに関しては正す必要があるかと思いますが、それ以外についてはまずは一度受け入れること。
広い視野で物事を捉えることとも似ているなと感じます。
保育者同士も価値観の違いで、保育の取り組みにそれぞれ違いはあります。
プライベートもですが、人の数だけある価値観をまず受け入れることはとても大事ですね。
さいごに
日本にしろハワイにしろ、先人の方々が残して来られた言葉には、経験が詰まっているだけに、考えさせられるものがたくさんあります。
仕事でもプライベートでも、そこに照らし合わせながら考えてみると、面白さを感じました。
今回は保育士として働く上での前提や心構えなど、改めて自分を見つめる良い機会になったと思います。
知ったもの、得たものはこういった形で落とし込んでいく時間も大事にしていきたいものです。