ハワイの楽器として有名な『ウクレレ』について調べてわかった、歴史と由来について。
こんばんは。
児童福祉系OLのゆいこです。
今、当施設には子ども用の楽器で『ウクレレ』をおいています。
弦を触ると簡単に鳴るので、子ども達は折に触れて弾いて楽しんでいます。
そんな『ウクレレ』について、改めて歴史や名前の由来を調べてみると、なかなか面白い内容だったので、簡単にお伝えできればと思います。
ウクレレはポルトガルからやってきました
ハワイの楽器といえばウクレレという認識があったので、ハワイ原産の楽器だと思っていたら、実はポルトガルからハワイへやってきたそうです。
19世紀後半。当時のハワイ王国は世界各国からサトウキビ畑の労働力として移民を受け入れていたそうです。ポルトガルもその一つ。
1879年8月に移民としてハワイにやってきたポルトガルの3名の職人が、店を開き、コアというハワイの木材を使って自国の楽器ブラギーニャを作りました。それが、ウクレレの始まりだそうです。当時はまだ、ウクレレという名前はなかったようです。
ウクレレの日が定められ、ハワイの楽器として確率
職人たちがブラギーニャを弾いて踊る姿をホノルル港で見ていたハワイの人たちは大喜びだったそうです。
そして改良が重ねられ、『NUNES UKULELE』というブランドが立ち上がるなどして、ハワイ独自の楽器『UKULELE(ウクレレ)』が確立。
極めつけは、ウクレレの日の制定です。
1911年にある職人が生産を始めたウクレレが、1915年『パナマ太平洋博覧会inサンフランシスコ』で金賞を受賞。そして、アメリカにもウクレレが渡りハワイアンブームが起きていったそうです。
1910年代後半から市場へウクレレが出回るようになり、1916年に設立されたハワイのカマカ社からは、当時から今でも素晴らしいウクレレが生産され続けているとのこと。
そして、1979年8月23日。ウクレレのもととなったブラギーニャと共にポルトガルの3人の職人がハワイに到着した調度100年後のその日に、ウクレレの日を制定する州政府の式典が行われたそうです。
蚤?贈り物?ウクレレの名前の由来
ウクレレの名前の由来には、諸説あるそうです。
一つは、『飛び跳ねる蚤(のみ)』です。
兵役を終えてハワイにやって来たイギリス軍人が、マスターしたウクレレを皆の前で披露したそうです。小柄な彼が演奏する姿に親しみを込めて、『UKU(蚤)LELE(跳ぶ)=飛び跳ねる蚤(のみ)』と呼んだのだという説です。
『飛び跳ねる蚤(のみ)』でも別の解釈があり、奏者の素早い指の動きから連想されたことによるというものもあるようです。
また別の説は、『到来した贈り物』です。
『UKU(贈り物、支払い)LELE(やって来る)=到来した贈り物』、ポルトガルからハワイへの贈り物という説です。
これは、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニが解釈した説とのことです。
個人的に、人が多く関われば関わるほど、説というものは増えていくように思うので、そう考えるとたくさんの人の間で親しまれてきたからこそ諸説あるのだろうと、ハワイへの根付きを強く感じました。
さいごに
物の歴史や由来については、思いも寄らないこと事実が見えるので興味深くて調べることが多いのですが、そうやって調べて新たな発見をすることで、より興味が増したり愛着も湧いてきます。
今回も同じく、何気なく子ども達と楽しんでいただけでしたが、個人的な興味が高まりました。
ちょうど、ハワイアンソングを弾いてみるレッスン動画も見つけたので、時間をみて少しずつ練習をして、子ども達の前で弾けたらと思います。
◆参考サイト◆◆
www.ukulelepicnicinhawaii.org